四国 巡礼のツーリング 3回目
日付 2005年3月18(金)−3月22日(火)
天気/路面 曇り〜晴れ
自転車/タイヤ SCOTT Team Issue/ミシュラン pro race
装備 ウエストバッグ
シートポストキャリアにバッグくくりつけ
走行距離 344km/3日走行
ひとこと 登りあり平地あり登山あり。
今回標高はカシミール(地形図)読みの正確な値。
登り付き札所の標高差比較
2回目から

2005年3月18日(金) 関東晴れ、愛媛晴れ プロローグ
 14時前に会社を出る。暖かい。上着は要らないくらいだ。いつものように南武線、京急と乗り継いで羽田空港へ。
 今回は会社から直行するということもあり、自転車は宅急便で送り済みである。25万円の保険付き2800円。まぁ妥当な値段だろう。

 空港に早く着いたので第二ターミナルのラーメン屋「天」へ。あっさり系の醤油ラーメンで私向きではなかった。いつでもえらく混んでいたのだけど・・・800円はガッカリ。
 後は中で英語の教材をひたすら聞いていた。機会が無く学力超低下なので初級?からやり直し中。
 飛行機は荷物を積んだ後でドタキャンした人がいたらしく、カーゴから荷物を降ろすという作業が入ったので大遅れ。松山でのJRへの乗り換えがちょっと心配になってきた。
 今回もマイレージのタダ飛行機。

 18:40過ぎに松山空港着。すぐにバスに飛び乗り松山駅は19:10前。道路が渋滞しここでも焦った。
 宇和島までの乗車券+特急券2900円。弁当とビール1040円を買い込み、入線したばかりの特急宇和海に乗り込む。時刻が時刻だけにけっこう混んでいる。あわてて乗ったら喫煙車だった・・・ま、良いか。19:25発。
 夜だと何も見えない車窓を眺めていたら20:47宇和島着。
 今晩の宿である宇和島ターミナルホテルは駅の真ん前。4725円@ネット予約。自転車のケースを受け取り部屋で組み立て。特に問題は無さそうだ。明日走れば分かるだろう。
 フロントにケースを最後の宿に送るようお願いし、近くのコンビニで朝飯900円を買っておき今日は終了。

 シャワー浴びて、ニュース見ながらビール飲んで。
 明日から頑張ろう。
中で組み立てさせてもらう。


2005年3月19日(土) 晴れ 41番札所〜45番札所
 6:00起床。コンビニ朝ご飯を食べて6:54発。このパターンがすっかり定着。
 朝はまだまだ寒い。化繊Tシャツに長袖ジャージ、長袖フリース、ウインドブレーカー。ちょっと着込み過ぎという話もある。標高6m。
 まず駅の反対側に回り込みR56へ、右に曲がると思いながら走っていたら変なとこで曲がってしまい、道に迷ってしまった。
 2分ばかり戻って復帰。予土線と平行する県道57へ。
 だらーっと1%程度の登りが続く。ウォームアップには良いかね?
 務田で左折。標高154m。ちょうど予土線一両編成に抜かれる。今度は県道31。すぐに右折しクランク状にしばらく走って、

41番札所 龍光寺。7:40 11.2km。179m。
 大師様お久しぶりです。今回も事故無く進められますように。
 ここは少し変わっていて、階段登って左右に本堂と大師堂があり、それは別に珍しい訳ではないが、真ん中にさらに登る階段があり、そこには鳥居が・・・寺を通って神社に行く、ですか?

 県道に戻り少し登るとすぐに

42番札所 仏木寺。8:00 14.1km。184m。
 幹線からすぐにあり階段もほとんど無い優しい寺。
 庭を掃いているおじ(い)さんに、「自転車ですか。今日はずっと登り下りだよ。まぁでも若いから大丈夫か。」と。そんなに若いわけではないですが・・・たぶん大丈夫でしょう。

41番札所 龍光寺

42番札所 仏木寺

 さらに県道31を登る。今日最初の峠越え。最初はちょっと辛いかと思ったが、徐々に8%程度の登りもするする登れるようになってきた(別にそんなに速いわけではない)。練習の賜物だなぁ。 今回は行き帰りの重い荷物は宅急便の中だし、自転車ウエアは毎日洗い前提の一着のみと荷物を少なめにしているし。
 8:32 18.8km 414m程で歯長峠を越えて下り。下りはまだちょっと寒いな。
 下りきり(193m)県道29へ左折。卯之町を目指す。
 川沿いの平坦路を快調に走り、市街地の手前で右折。高速の高架をくぐって左折、最後は例によって激坂登りになって

43番札所 明石寺。9:00 29.5km 277m。
 連休だけあって、結構どこも人が多い(調子よく走っているので前にいた団体に追いついてしまうわけだが)。
 ここでも団体さんの二つ手前で納経できたので助かった。

 出発して来た道を戻り、R56に合流。気を遣う国道走り。
 意外と立派な卯之町市街を抜け、だらだら登って排ガスだらけの鳥坂トンネル(314m)を抜け、超快適ダウンヒル(トレーラーにギリギリで抜かれてはっとしながら)の後、大洲到着。
 市街地側へ向かい肱川の川辺でちょっと休憩。10:05 51.1km 10m。ここは鵜飼いで有名なところ。それらしき船がたくさんある。
 大洲城の写真を撮ったり。

 市街地を抜け今度は内子を目指す。さすがに暑くなりウインブレ脱ぐ。
 淡々と軽く登り下りをしているうちに内子市街に入る。まだ11時前で時間は早いが、この先普通にご飯食べるとこもコンビニも無くなることが予想されるため、何か食べておきたい。
 しかしちゃんとした食堂が無く、結局市街地を抜けかかったとこにあるサンクス内子店で800円ほどの昼ご飯+ボトル用飲料。10:48 64.2km 49m。遍路向けにベンチを置いてあるのでなかなか快適。天気が良くて助かる。
 自転車の時は食に制限が無いというか、好んでアンコやチョコなどの甘いものが食えるので嬉しい。
 エネルギー切れをするわけにはいかないので摂取カロリーが増える。中途半端なツーリングでは痩せない道理だ。長ければ、トータル消費/摂取カロリーが増えるから、徐々に脂肪が減っていくけどね。11:05発。
 すぐにR379へ右折。ようやくのんびり走りになった。四国じゃ300番後半の国道は田舎道だし・・・
 ちょっとずつ登って行く道を快調に走る。前のR56辺りからペースが上がって来ていて、このままじゃえらい早く宿に着いてしまいそうだ(あまり宿数が無さそうな所で終わりそうで、連休だったので今日は予約済み)。
 並んで流れる小田川(?)は四国らしくとてもキレイな川で、時折立ち止まっては写真を撮ったり流れを眺めたり。

43番札所 明石寺

明石寺 本堂


大洲城


小田川

 本格的登りに入る手前にあった小田の郷せせらぎ(まぁ道の駅だ)というところでトイレの休憩(地図に載っていなかった。知っていたらここで昼食だったな)。11:58 83.3km 175m。

 県道52と別れ、R380の山岳区間に入る。といっても斜度は8%かそこらという感じ。ぜーぜー言いながらも本人なりには快調に登って行く。減量効果出て嬉しいねぇ。
 ぐねぐねと高度を稼ぎながら、いつの間にか真弓トンネルに着いてしまった。トンネル抜けて12:44 92.8km 598m。
 道もずっと広く良くなり、車もほとんど通らず、快調に下って行く。ほどなくしてR33との合流点である久万町落合交差点。413m。
 さて、この先は最短で行こうとすると、久万高原を反時計回りに走り、45番44番と逆打ちするのが早い。これなら高原0.8周。

今回もこれ。


真弓トンネル

 しかし今日はまだまだ時間があり、そんなことをしていると宿に15:00に着いてしまいそうだ。
 そこで時計回りに順打ちし、高原1.2周することに。
 で、R33を松山方面に左折し久万町市街へ。右折し集落をくねくねと登り、

44番札所 大宝寺。13:10 107.3km 533m。
 金剛力士が迎えてくれる立派な山門をくぐりお参り。山深い寺は毎度荘厳だ。
 
 出発し県道12をまたひーこら登り、下り、また登り、下り、古岩屋温泉を過ぎると岩屋寺の登り口。14:12 118.8km 440m。
 ここからは歩きである。どうも迂回の車道が無さげである。老いも若い(あまりいないが)もゼーハー急斜面の参道を登って行く。
 88カ所もなんだかんだいって車やロープウェイですぐ近くまで登れてしまうことを考えると、ここは普通の人には大変さNo.1かもしれない。
 最初の41番ですれ違った団体バスのガイドさんとすれ違い驚いた。
 わりと楽に登りきり

 45番札所 岩屋寺。14:22くらい 575m。
 ここは山の岩肌に言葉通りはりついて建っている。こんな感じの岩山が多いらしい。
 その地形を生かして?いるので、他には無い荒々しさがある寺になっている。ただそのため特に本堂周りは狭く、連休では人だらけになってしまっている。
 ささっと降りて来て14:50発。

 県道12を七鳥方面へと快適に下り、直瀬川の美しさで心を洗い、美川でR33に合流 384m。あとは淡々と機械走りを続け、二度目の落合→久万市街と抜けて、R12との分岐の先にある、やすらぎの宿でんこに到着。15:35 139.4km 495m。やっぱり早く着いてしまった。

総登高1675m(結構すごいぞ)。
トータル移動速度16.4km/h。

 お風呂の用意もできていなかったので、洗濯をさせてもらい、ゴロゴロストレッチして(ペースが早かったのでその後けっこう足が重くなる)、ゆっくり一番風呂に入り、立派な夕食を食べて終了。

44番札所 大宝寺

大宝寺本堂


45番札所 岩屋寺

岩屋寺は山自体が本尊でもある。


2005年3月20日(日) 曇り時々晴れ 46番札所〜59番札所

でんこを出発


わかりにくい案内板


46番札所 浄瑠璃寺


47番札所 八坂寺
 5:30頃目が覚める。寒い。まずは布団から這いだし暖房のスイッチ入れる。
 で、6:00起床。荷物をまとめて6:30から朝ご飯食べて、7:11発。曇っているがそれほどは寒くない。逆に曇っていたからか。
 まずは三坂峠まで200mほどのんびりと登って行く。走り出しはやっぱり調子が出ない。
 718mの峠を過ぎる。トンネルの無い峠らしい峠。立派なトンネルが建設中で、この峠に来ることが出来て良かった。
 これから向かう道後平野がちらっと見える。
 さむーい下り。40から50km/hで快調に下る。下り始めはまだ車も少なく車線半分を占有。
 さて、46番へは下りの途中で難しい(らしい)分岐を曲がらないといけない。
 と、言っているうちに分岐を行き過ぎた標高200mの標識。立ち止まってもう一度地図を見ると、トンネルの手前で曲がらないといけなかった模様。トンネルの先だと勘違いしていた。
 だいぶ戻って分岐着。8:09 19.1km 272m。でもこの案内板じゃ分からないよ。右コーナー中のわかりにくい左折では外側の注意少ないっす。
 このショートカットルートがまたワイルドな激下り0.7車線。
 下りきり県道194に合流 85m。すぐに

46番札所 浄瑠璃寺。8:19 22.0km 80m。
 落ち着いた感じの寺。出発しようとした所で、名古屋から来たという夫婦の方に写真を撮ってもらった。

 たらっと進むとすぐに、

47番札所 八坂寺。8:33 23.0km 89m。
 ここも静かな立派な(建て替えた)所。山門?の天井に絵が描いてあったりして面白い。
 猫が手洗い場の水を飲みに来ていたので手を出したら、すごい真剣にじゃれて来て噛まれてしまった。


珍しい自分の写真

48番札所 西林寺


49番札所 浄土寺


50番札所 繁多寺


51番札所 石出寺
 46番からしばらくは松山市内の数稼ぎシリーズ。地図で場所と経路を確認しながらになるので、走るペースが下がるだろう。ほとんど平坦で登り下りは気持ちくらいしかない。
 県道207に出て後は真っすぐ、という分かりやすい順序で、

48番札所 西林寺。9:02 27.9km 44m。
 途中行き過ぎた別格9番(別格などには興味無し)に団体さんがいたので、早めに済ませる。
 と言いながら近くの名水百選がある杖ノ淵公園に寄ってみる。

 次は県道40、突き当たって左折、ちょっと行くと

49番札所 浄土寺。9:36 31.4km 50m。
 ここは立派な山門(仁王門?)がある。団体さんに追いつかれてしまったので、納経渋滞回避に、不本意ながらお参り前に納経。

 また県道40を進み(道は狭くなったが交通量は多く走りづらい)、途中で右折、ほんのちょっと登って

50番札所 繁多寺。9:56 33.8km 68m。
 静かだねぇ。でもちょっと納経で並ぶことに。

 さらに県道40。お賽銭小銭が無くなったので途中のローソンに寄りアンマン105円を買い、小銭をゲット。甘い食い物美味い。そして、突き当たった所が、

51番札所 石出寺。10:21 36.4km 46m。
 道後温泉から近いせいか、すごい人。山門まではさながらアーケードのように店が並んでいる。
 山門をくぐり普通の観光客、お遍路さんでごった返す中をかき分けお参り。そんなに小さい寺ではないけど人だらけで大変。まぁでも納経している人は少ない。

 次は何度も?来てすっかり慣れている道後温泉。次へは経路上温泉のお土産屋さんアーケードを通った方が早いので、押し歩き通過。店も変わっていないね。
 抜けてから県道187、真っすぐそのままR437でJR、伊予鉄道を越える。
 快速へんろ情報では、この三津に有名うどん屋(踊るうどん永木)があるらしい。時間早いけど寄ろうか、と思ったら定休日でした・・・

左:踊るうどん永木
右:渋い駅舎の伊予鉄道三津駅


52番札所 太山寺


53番札所 円明寺


54番札所 延命寺


55番札所 南光坊


56番札所 泰山寺


57番札所 栄福寺


58番札所 仙遊寺


59番札所 国分寺


ターミナルホテル東予
 気を取り直し、県道19、県道183とちょっとアップダウンも入りながら、

52番札所 太山寺。11:17 47.7km 70m。
 仁王門の所で自転車置いて歩きだしたら、本堂は500m近く先だった・・・車道はその手前まであったよ。
 まぁ自転車走りより、作法に沿うためには歩いた方が良いと、だんだん意識も変わって来たという感じ。
 ここは広いというより寺本体と納経所とが遠く分離されているだけ、という気もする。

 また県道183を真っすぐ行くと、

53番札所 円明寺。11:50 49.8km 2m。
 ここも町中のコンパクトな寺。
 ここで、福岡で大地震があったことを知る。この辺りも揺れたらしい。(当たり前だが)動いてばかりの自分の状態では全然気づかなかった。お見舞い申し上げます。

 さて、ここで松山市シリーズ終了。次は40km先の今治市シリーズ。そこまではR196をひたすら爆走となる。
 時間を節約するためにまずはR196北条バイパス。見事な追い風で35km/hで楽に巡航できる。
 高速で走れるだけに、早めに補給して速度を維持できるようにしておこうと、ローソン北条バイパス店に立ち寄り。12:27 60.7km 4m。800円ほどの昼食を駐車場に座って食べる。時間節約でコンビニで終了。
 再出発しバイパス終了。海沿いのR196に。
 瀬戸内海めちゃきれい。ここまで透明な美しい海とは思っていなかった。カブトガニがいるのも分かるなぁ。さくっと砂浜に降りるところがあれば、と思いながら、追い風でチョー快走しているのでタイミング無し。
 ずっと無理しない程度に頑張って(でも巡航中はほとんど30kmを切らない)いるうちに今治の市街に入って来た。
 R196と別れ、県道38へ。しばらくして、

54番札所 延命寺。13:33 86.7km 23m。
 ローソンからの走行平均速度は29.5km/hでした。
 お店とかもあってけっこう活気がある。

 次はさらに県道38を進み、JRも越えてから右折、すぐに

55番札所 南光坊。14:01 90.5km 2m。
 町中の立派な寺。
 お参り済んでから今日の宿探し。ザウルス取りだしピコピコ。今回からPDA専用の使い放題128k PHS通信カードのkwins
 しかし壬生川辺りだと・・・ちょっと高いな。とりあえず保留。

 今度は山側へと向かう方向へ。適当に細道を走り、最終的にはR196に当たり位置を調整。

56番札所 泰山寺。14:38 94.0km 14m。
 ここも立派。建て替えてあり趣はちょっといまいちだけど。
 道路からすぐで参拝者には優しい。

 次の57番へは確たるルートが無い感じ。適当に走り適当に曲がりR317に当たる。
 地図を確認していたら、目の前を通り過ぎた車が自分の左横に(往来の邪魔っぽく)停車。運転手が降りて来て発した言葉が、「どこか分かるか?」。
 いきなり面識の無い相手に何を聞くの、というところだが、こっちも意図が分かり過ぎるほどで・・・
 次へのルートを教えてもらい、礼を言って、結局は道標完璧で問題なく、

57番 栄福寺。14:59 97.2km 47m。
 斜面にある小さな寺。

 次の仙遊寺は300mの山の上。今日唯一の山上寺だ。
 ひーこら登って行く。海側を見るとしまなみ街道が見える。ここまで来てあそこに行かないのはどうかと思いますが、ま良いでしょうか。

しまなみ海道は遠く眺めただけ

 途中の山門で自転車を置いて、15:22 99.8km 200m。直登の参道階段/斜面にへばりつくような階段を登ると、

58番 仙遊寺 260m。
 仁王門から歩こうというのは今回からのやり方だね。
 汗だくで参拝。山上の駐車場側に行けば見晴らしがよかったのかもしれないけど行くのを忘れていた。
 まぁさくっと降りて次へ。

 くねくねと坂を下り(最短距離で行くのはどうかと思ったら・・・最初の右折以外何も標識無いんだから・・・わかりにくい)、R196にぶつかる。そのまま直進し県道156を右折。ほどなく、

59番札所 国分寺。16:05 108.1km 9m。
 ここは伊予の国分寺。入り口で自転車を置いていると近くの売店から兄ちゃんが飛び出して来て、「接待させてください」とハンドタオルをくれた。ありがとう。
 例によって16:00を過ぎると寺も寂しくなってくる。
 駐車場でもう一度ザウルスをピコピコ。結局ちょっと高いけどコインランドリーがあることが決め手となり、ターミナルホテル東予を予約。

 後は宿まで爆走。R196経由で壬生川(にゅうがわ)まで。
 ホテルには16:59着。120.9km 2m。さすがにこれだけ回ると距離は延びないね。

総登高720m。
トータル移動速度12.1km/h。

 ホテルは新しくとてもきれい。部屋には冷蔵庫もズボンプレッサーもある。無くても良いから・・・という値段は現金価格5460円。

 近くの九州ラーメン屋でビール付き1500円ほど、晩酌ビール+朝飯1532円をサークルKで買い、終了。
2005年3月21日(月) 晴れ 60番札所〜65番札所
 6:00起床、飯食って7:02スタート。
 県道48を西へ。今日の寒さはそうでもない。高速をくぐって県道147へと左折。
 真っすぐ進み、中山川を渡りR11に当たる。
 さらに直進し横峰寺(入り口)への登りに入る。最初のうちはのんびり登って行く。ただ最初があまり楽だと後半が・・・
 登っているうちに暑くなってきてウインブレ脱ぐ。まだ7:45だけど。
 道路はあちこち応急処置をした跡や補修途中の姿が見られ、去年の台風の爪痕が見られる。ところどころ舗装を剥がした所もあり、ロードレーサでは気を遣う。
 10%か一部それ以上の激坂を登りきり登山口?着。8:00 14.3km 315m。

 さて、ここからは標高差450mの登山。
 へんろ道(登山道)は予想通りの荒れぶり。正直登山慣れしていないとしんどいぞ、ここ。SPDシューズだと正直辛い。
 沢を渡る5、6箇所の石橋は、ほぼ全て壊れていて、切り出した杉で組まれた仮設橋がひかれている。外にも崩落したコースを回避したり、登山道が半分崩れ落ちていたり。
 歩くのは大変だが、ここまで直してくれた方達の努力に頭が下がる。
 なんとかノンストップ40分で登りきり、

60番札所 横峰寺。9:45 740m。
 歩いているうちは汗だくだったが、止まると標高750mは正直寒い。
 ここはあまり広くなく、山深い趣のある寺風情も今一つか。
 お参りし終わると同じ頃に団体さんが・・・
 そこよりは早かったが、どうも登山中に抜いた団体さんの先行納経部隊?が既に先客としていたので、かなり待たされる。
 納経して下り。膝のクッションを使って、と意識するがもう体がついてこない。ガツンガツンと膝で思いっきり衝撃を吸収する形に。昔から下り歩きが下手だっけど、これじゃ明日以降筋肉痛が出るぞ。
 降り終わって9:52。写真撮りながらとはいえ、下りがあまり早くないのは、登山離れで歩く勘が鈍ったからだろう。先を考えて膝を守ろうと、歩幅が登りより小さくなり過ぎたからだろう。

 さくっと降りR11まで戻る。ここからは西条市R11近辺シリーズが4つ続く。

出発後。あの辺の山に登るわけで


60番札所 横峰寺

横峰寺本堂


台風の爪痕

61番札所 香園寺。10:23 24.0km。
 建て直し過ぎの立派さ。こういうのってどうなんだろう。
 こういうのもあるんだろうけど。

62番札所 宝寿寺。10:42 25.2km。
 国道沿いの小さい寺。
 むしろこういう方がホッとする。

63番札所 吉祥寺。10:54 26.6km。
 ここも狭い。というか、本堂の前に車停まっているのはどうかと思うぞ。

64番札所 前神寺。11:13 29.7km。
 国道からは少し離れていて広い境内。この辺じゃ一番立派。

 だいたい全部標高15〜20mくらい。

 次の65番は伊予三島。またしばらくは走り中心。
 あまり深く考えず、ずっと最短のR11を走り続ける。
 途中、補給のために、西条に入る手前のファミリーマート西条加茂川店に寄り昼食とボトルの替え880円を買い駐車場に座り込んで食う。11:34 32.5km 11:50発。

61番札所 香園寺


62番札所 宝寿寺


63番札所 吉祥寺


64番札所 前神寺
 そこからはひたすらR11。新居浜を過ぎ、え、ここからは軽く峠越えっすか。
 貯めた位置エネルギーをゆっくり放出しながら土居、寒川と通り過ぎ伊予三島市街へ。
 ここも今は四国中央市なんだよな。何て呼べば良いんだ?三島で良いのか。
 市街に入ると同時に右折 23m。県道124を進む。その後右折して三角寺へと向かわないといけないのだが、分からず行き過ぎてしまう。
 少し戻って、本当にこんなことが無ければ絶対一生通ることは無い、という細い路地を登り始める。

 なんとか乗車で登りきり(途中通行止めでミカン園の簡易舗装を登ったり)、

65番札所 三角寺。14:25 75.3km 330m。
 ちょっと長い階段登りの先の山門に鐘が併設されている珍しいところ。うーん、ここも山の上にある割に古い趣は不足。

 あとは山を降り(次へのつなぎを考えて、ちょっと遠回りながらR192(23m)に出るように)伊予三島へ。
 伊予三島駅着。15:14 84.4km 17m。今回はここまで。

総登高920m。
トータル移動速度10.2km/h。

 次は自力で登るなら最大のポイント?標高900mの雲辺寺だ。

 輪行し今治へ。混んでいるとイヤだとグリーン車にしてしまう。
 駅前の今治ステーションホテル。ネット予約4720円。安くちょっと古めのところだが部屋の設備は良く満足。ただ、駅の所は市の中心街ではないようだ。
 自転車をケースに詰め込み、風呂に入りさっぱり。

 夕食は今治に来たMTBレーサーなら焼鳥三鳥に行かないとダメでしょう、ということで15分近くかけて歩いて行ったら(そんな予感はあったのだが)定休日だった・・・
 ・・・適当に済ます。

四国中央市(伊予三島)だいぶ登った


65番札所 三角寺

釣り鐘付きの山門


グリーン車に乗る贅沢
2005年3月22日(火) 雨 帰り

松山に行き11:15のANAで帰京。
4回目に続く・・・