4.ジャパンシリーズ#1小国(熊本県) | |
日付 | 2003年04月20日(日) |
天気/路面 | 小雨/マッド、泥遊び |
タイヤ | 前 IRCシラクチューブレス 2.0気圧 後 パナレーサーファイアマッドプロ 2.0気圧 |
クラス | XC スポーツ |
成績 | 63位/114人 (3周) |
ひとこと | 泥はもう勘弁して欲しいなぁ・・・ |
Polarデータ。 3周走行。走行距離は15km。一周5kmちょっと。 赤:心拍数 測定できなかった。 茶:標高 総登高400mほど。周回登高は130m。 青:速度 出ても20km/h。舗装の林道区間の下り部分でようやく30km/h。 消費カロリー 測定できず。 ラップタイム 22:20、23:32、23:43 去年:21.5分/周(レースは2周)で、今年:23.3分/周(レースは3周)。今年の方が少しコースが長い。ということも加味して、去年から速くなっていない・・・ありゃりゃ、進歩無い。 |
|
4月18日(金)晴れ 暑い 午前中で仕事を切り上げ、向かい風の中自転車で多摩川を下って行き、六郷土手から京急に乗り羽田空港へ。 バーゲンフェアの9000円のチケットで大分へ。今日は別府の実家に宿泊。 4月19日(土)曇り時々雨 朝起きたときはまだ雨も降っていない。ただすぐに降ってくるだろうという空模様。車に荷物を積み込み小国へ出発。 今回はチームの4人で九州遠征のつもりだったが、仕事の都合で私一人になってしまった。 いつもなら、こんな展開なら自分も行くのを止めるところだが、去年秋以来練習してきた目標がこの開幕戦(と2戦目くらいまで)だったので、止めるわけにはいかない。いつもと気合いがかなり違うのだ。 今回は両親を連れて行くので、バカ息子のバカさを見てもらい・・・ 9:00に家を出て、10:00過ぎに会場着。雨は断続的にさらさらと降っている。去年もTaka選手と「こんなとこまで来て雨ってなぁ」と話をしたのと、ほとんど同じ状況だ。 受付して支度して試走に出かける。スポーツは130人近くエントリしている。やれやれ。目標の50位のためには 40% 以内に入ることが必要・・・ 試走開始は11:00、その時間は今日行われる耐久とちょうどぶつかってしまい、全線を試走することはできない。とはいえ、去年走っているので走れるところだけ試走できれば十分。今走れる区間の方が難易度が高いので。 この状態では明日の天気はとても微妙で、明日の本番も全線走れるかどうか微妙。というか多分一部カットは間違いないと思われる。でも練習だけは全部しとかないとだめなので、とにかく全部走る。というか小国は楽しいコースなので明日に関係なく走りたい。 まず途中からコースに入り込み、林間のシングルトラック下りから舗装の林道を登る。去年より少し斜度が無いように感じるのは成長分か気のせいか? 登り切って奥のシングルトラックループ。ここは去年全く走ることができなかった(試走を始めた時はすでに雨でクローズされていた)ので初めて走る。グネグネと細かく下った後ちょっとしんどく登り返す。ドライなら楽しくそう難しくもない区間だがマッドだと難易度が上がる(私的には)。正直是非ドライで走りたい区間だ。 もう一度林道最高点に戻ったことになり、次のシングル区間へ。 このように小国のコースは生活道と里山の山道がうまくミックスされていて、変化のあるレイアウトになっている。こういう集落の近くの山道を使ったJコースはとても珍しい。まぁ好きな人嫌いな人いるかもしれないけど。私は好きです。こういうの。 ここのシングル区間は何カ所かきつい下りがある。 林間を抜けた後のドロップオフで一度滑って、コースの崖を転がり落ちてからちょっと怖くなり(会社の周りの人からも、「くれぐれも怪我だけはしないように」と言われていたりするので)、その後は無理せず降りて走り下ることにした。それでは上達しないのだが・・・ それでも都合4回、みっちり2時間シングルトラックを走ったおかげで、それなりにスムーズに、それなり以外の場所はしっかり諦めるというように、形が決まった。 正直かなり疲れたが、これだけ濃密な練習をしたのは初めてかもしれない。逆に一人のせいで練習しかする事がないから・・・ 耐久レースが終わり、14:00にコースが全てオープンになってから、走れなかった最初と最後の部分を一回走って試走終了。今はまだまだひどくはないが、明日はどうなることやら・・・ 今年も宿舎は黒川温泉。15:30には宿舎入りしたので、ちょっと温泉巡りをすることが出来た。 明日に備え10:00過ぎには自然と寝てしまった。 |
|
観戦ポイントのシングルトラック下り直後の壁登り返し。乗車でクリアできないので押し走り。 レース後。泥だらけ。正直なんか不機嫌そう。成績が付いて来なかったからか、ここまで遠征してなんで土日「だけ」雨なの、と思っていたからか・ エリートのレース1 ここは木魂館グランドループの最後の部分。これからコンクリ登りに向かう。先頭は野口選手。 観戦ポイントの2nd シングルトラック区間の登り返し壁部分。声援も聞こえるのだが応える余裕は無い。 木魂館ループを走る雷太選手。 同じく白石選手。去年からジャージが変わりちょっと違和感が・・・ 頑張って欲しいです。 |
4月20日(日)雨時々曇り 6:00起床。外は・・・ざーざー雨。はぁ、やれやれ。 昨日買っておいたコンビニ朝御飯を食べて、7:20か7:30に出発。小国までは10kmちょっとというところだが、車を同行者(両親)に任せ、アップがてら走っていった。下り基調なので大してアップにはならないのだが、 やらないよりはマシだろう。 大会参加と思われる車に何度も抜かれる。けっこうこの辺の温泉に泊まっていた人も多いのだな。 会場には8:00着。ビギナーのレースに知り合いが出るので応援しようと思ったら、スポーツとビギナーは時間差の混在形式らしい。ちょっと残念。 コミュニケを見ると予想通り、シングルのほとんどがキャンセルになっていた。ほぼ昨年と同じで、テク不要の踏み踏みパワーコース。最初のドロドロループ〜シングル区間でどれくらいのポジションを取れるかが勝負の分かれ道になりそうだ。 スポーツのエントリは120人ちょっとくらい。私のゼッケンは26番目で、並んでみたら3列目。去年ポイントを取っておいた甲斐があるというものだろう。 9:00、例によって大して緊張もせずにスタート。 前述の通りスタート最重要!なので頑張るが、どっちかというとちょっと順位下がり気味、ホントみんな最初から良くこんなにガンガン行けるなぁ・・・木魂館前のグランドのループで順位を落としていく。うーん。 それでもたぶん50位ちょっとくらいで最初のコンクリ激坂を登り、1st シングル(実際には幅員はダブルトラックくらいある)のループへ。 と、最初の下りで一人コースバリアのネットを乗り越えて崖下に自転車ごと転がり落ちている・・・おいおい。 選手全員血走っていて(最初の重要性は皆思っている通り)、ドロドロの下りも突っ込む突っ込んで来る。 すぐにやる気で負けている?選手数人に抜かれる。 続く戻り登り返しの激登りは、すでに乗車できる状態ではなく、全員押しになる。ここでもランニングの速い選手に数人抜かれてしまう。 コンクリ登りの最高点に戻ってきて、続いてコークスクリューな2nd1 シングル下り。とりあえず乗車で下り始めたら、前の方で転けた人が折り重なっていた(表現はちょっと誇張)。もうここは走り下った方が速い。 下りきると2mくらいの高さの壁登り返しがあるのだが、ここは低速で下るとまず登り返せない。今日は、手前の下りをほぼ皆歩いている以上、下りきったところで大渋滞になっている。そこをひーこら担いで登り切ると下り基調な2nd2 平坦林間シングルへ。 周りの観客によると私は60位後半らしい。がーん、ここで50位ちょっとに付けとかないとこれから苦しいなぁ・・・、うーん、スタートダッシュができないのは大きな問題だ。こればっかりはちょっと簡単になんとかできるものではないのだけど・・・ ただ、去年は(多分)ここよりもう二つ三つ後ろのパックだっと思うので、シングルトラックのスピードが上がらずイライラしたが、今日はぎりぎりそのエリアは抜けたらしい。自分にとって一杯のスピードでここを走ることができた。逆に後ろはあまり近づいてこない。まずは最低のラインをクリアできたようだ・・・ シングルを抜けると勝負ポイントの舗装林道登り。ここで前を捕らえるのが今回の作戦・・・、だったのだが、思うように前が近づいてこない。がーん、こんなはずではないのに。とりあえず最初で頑張ってしまって落ちてきた2,3人を抜いておく。何か去年も同じ感想だったような。 ところがきつい登りではダメだが、ちょっと傾斜が緩くなると周りより速くなる。なるほど、最近はこういう展開になることが多いみたい。平坦部勝負ということか・・・ 登り切って、コース変更の結果のエスケープルートである3rd シングルトラック(といってもここもトレッキング用のダブルトラック幅員くらいのルート?)を下り基調で進んでいく。ここも泥で所々タイヤを取られる。 去年もそうだったのだけど、何故か今年もここで跳ね泥がサングラスの内側から目に入り込み、しばらく走りながら目をパチパチ往生する。 エスケープによってこの区間はきっつい上り下りがキャンセルされて楽〜な下りになってしまっている。この天候だと正直助かる(簡単で)というのが私の感覚だが、納得いかない人も多いかもしれない。簡単すぎて差が付かないと思うので。 3rd 最後のつづら折りのシングルトラックは今年も残っていて、そこは今年も下りランニング大会の場である。技術のある人なら乗車でクリアできない訳では無いと思うが、周りの選手が担いで走っているので、結局付き合って降りて走る方が速い(ペースを合わせ易い)。 降りきると宮原線跡の登り基調の平坦コース。ここでしっかり前を捉えておくことが重要である。 すぐにあるオフィシャルのフィードで水をもらい、うがいする。 着実に3,4人を抜く。平坦区間はまぁ速いので追いつけるのが楽しいし、張り合いになる。他の部分も速くなれば、もう少し前の集団で戦えるようにもなるだろう。 去年のトンネル跡は、砂利砂利でリアタイヤが跳ねてちょっと苦労したが今年は土で目止めしているのかほとんど舗装感覚。 そうこうして、一周目終了。 二周目のコンクリ登り。すぐにチェーンがガリガリいって内側に落ちてしまう。止まって修復。泥が詰まって変速不良を起こしているのか、調整不良なのか。 ここで平坦部分で抜いた選手にまた抜き戻される。しかしこの人たち激坂はそれなりに速いのに、楽な登りでは私より遅い。なんでだろ。私が激坂で遅すぎるのかもしれないが・・・ 前半のシングルトラックではたいして順位変動無く淡々と進む。 結局前が少し詰まって、自分には少し遅いなと感じるこの区間で、しっかり前に出ることができなかったのが今日のポイントだったような気がする。ここでさくっと先頭に出て、前を追えれば50位台も・・・無いか? 二周目の林道登りくらいからさらに変速がおかしくなってきた。何が悪いのかよくわからない。とにかく変速したらチェーンがガリガリ言わないか気を付けて、異音がしたらペダルの回し方に気を付けてチェーンが落ちないように気を付けて走る。 林道登りで前の集団(の後半)に追いつき3rd シングルへ。うえっ、また泥が目に入ってもうた。さらに転けた選手が前にひっくり返っている。こっちも余裕がないので大丈夫だろうと声もかけずに抜く。 3rd シングル最後のきつい下りの泥はいっそうひどくなり、皆が走って耕したおかげで田植えOKというくらい仕上がって?しまっている。完全に下車して走る方が速くなっている。というか下りなのに乗っても自転車が進まない。 ここで担ぎ上げを面倒臭がって押していたら、フロントフォークの間に泥がつまり込んでしまい、前輪が回らなくなってしまった。去年と同じだ。泥落としをしている内に数人に抜かれる。続いて(本人的)勝負ポイントの廃線跡へ。 すぐに泥トラブル中に抜かれた選手を抜き返し、さらに前を追う。ちょっと遠くに見える集団(といっても数人)に、最終周回の林道登りまでに追いつきたいと思いながら、彼らを視界に入れて走れるようにとペダルを踏み込む。 平坦路で回りの選手よりかなりアドバンテージがあるので、とりあえず簡単に追いつく。数人くらいを抜くが、その前となると遠くてとりあえずはちょっとしんどい。 木魂館の立体交差を過ぎてゴールラインを通過、最終の3周目に入る。 コンクリ登りは相変わらず大して速くない。無難に1stシングルトラックをクリア。 2nd 下り→林間部分のシングルはいい加減ドロドロで、かなり走りにくくなっている。気を付けながらクリア。前も近づかず後ろもそう離せず。 林道登りの手前でまたチェーンが落ちて降りて直す。また抜かれる。 登りはこれで最後と気合いを入れるけど足はいまひとつ付いてこない。こんなはずじゃ無いと思うのだが・・・バタバタ生活が続いているせいで本調子ではないということか。 とりあえず頑張って集団の中で最初の方で4thシングル下りに突入。タイヤとの相性が割と良いのか、この部分では周りよりちょっと速い。だから下りに最初に入れたのには意味がある。 途中泥に苦戦している選手が前にいて、さらに一人抜く。 最後のドロドロつづら折りは上から下までMTBを担いで走り降りる。 廃線跡に出てきてフィードで水をもらいうがいして、フロントフォークにまとわりついた泥の付近に水をかけて(ほとんど意味無い)前を見るとちょっと遠くに一人。よし、あそこまでは抜くぞ。 トンネル区間に入ってちょっとずつ距離を詰めていく。後ろは・・・振り返ると心配ない。さらに前は・・・よく見えない。ということはこの人だけを相手にすれば良いということだ。裏立体を越えて木魂館下の舗装路に出る手前のところで追いつき、えーい、抜いてみる。 どっちかというとゴール前の勝負が早く、最後差し替えされることが多かったりするが、いま足色で勝っているのだから抜かない手はない。後ろに付いて溜める、ということができないのだな・・・ 木魂館下の舗装登りの所には足切り用のチェックポイントがあってそこでゼッケンの確認をしている。ふと自分のハンドルを見ると、あ、ゼッケンが取れて無くなっている。それでマーシャルの人に627です!と叫んでグランドに出る。立体を越えてラストスパート、と思ったら意外と足が残っていない。で、後ろにぴたっと付いていたさっきの選手に刺されてゴール。 終わってみて振り返ると、心臓は余裕があるのだけど筋力が付いてきていないなぁ・・・あとスタートダッシュか。 結果は62位。ちょっと不満が残る。実力なのだけど。 |
蕎麦と蕎麦屋入口脇の庭 |
付録 日曜のお昼ご飯は、小国から阿蘇の方に南下した所に、蕎麦街道というのがあって、蕎麦屋がたくさんあるらしい。そこに行ってみることにする。 行ってみると確かに10軒かそこらある。さてどこが良いのだろう?えいやで戸無の蕎麦屋を選んだら、そこは蕎麦街道発祥の店らしい。おー、当たりだ。 入ってみると実に雰囲気があって良い感じ。さて、何食うかと思いお品書きを見ると、盛りの蕎麦が何と2500〜2800円!なんじゃそりゃ〜、なんだけど仕方ないのでそれを頼む。朝から何も食っていないので私はさらに熱いかけ蕎麦も。 蕎麦は確かにうまいし窓から見える林もキレイで申し分ないのだけど、ちょっと高すぎない? |